熊本県八代市の介護施設「向春苑」にて、ナースコールシステムの導入支援を実施しました。
現場の運用に即した設計により、コスト最適化と業務効率の向上を両立しています。
■ 導入前の課題
① 居室単位のコールで、ベッド単位の判別ができない(最重要課題)
従来のシステムでは、コールが「居室単位」でしか通知されず、
どのベッド・どの利用者からの呼び出しか判別できない状況でした。
そのため、
- スタッフが現地で確認する必要がある
- 対応の遅れが発生する
- 業務効率が低下する
👉 現場オペレーション上、最も大きな課題
② 導入・更新コストが高額
有線前提の構成により、
- 壁内配線工事が必要
- 設置・増設のたびにコスト発生
👉 費用面での負担が大きい
③ 機能過多による無駄
既存システムは、
- 実際には使用しない機能が多い
- 現場にとって不要な仕様が含まれている
👉 コストに対して価値が見合っていない状態
■ 実施内容
- 要求事項をヒアリングし、機能単位で整理
- 必要な機能に絞ったシステム設計
- LoRa無線システム の導入による無線化
- ベッド単位でのコール判別が可能な構成へ改善
- 壁内配線を行わない設置方式を採用
■ 導入のポイント
① ベッド単位でのコール判別を実現
各ベッドごとにコールを識別できる構成とすることで、
- 誰からの呼び出しか即時把握
- 無駄な移動の削減
- 対応スピード向上
👉 現場の業務効率を大幅改善
② 無線化による工事費削減
LoRa無線を活用することで、壁内配線が不要となり、
従来の有線工事と比較して大幅なコスト削減を実現しました。
③ 必要機能への最適化
現場の運用をもとに機能を精査し、
不要な機能を排除することで、シンプルで使いやすい構成を実現しました。
④ 投資対効果(ROI)の最大化
システム構成の見直しにより、
👉 当初見積から約40%のコスト削減を達成
■ 導入効果
- ベッド単位での迅速な対応が可能に
- 初期導入コストの大幅削減
- シンプルで現場に適した運用設計
- 設置工期の短縮(無線化による施工負担軽減)
■ 担当者コメント
本件では、単なる設備更新ではなく、
「現場の課題(ベッド単位判別)」を起点にシステムを再設計しました。
その結果、業務効率の改善とコスト削減の両立を実現しています。
